【本橋信宏にきく】ジャニーズタレントと一夜を共にしたAV女優から全ては始まった

映画「全裸監督」で有名なアダルト・ビデオ監督、村西とおる氏が、1988年に、ジャニーズ事務所の所属タレントと一夜を共にしたと語る女優を起用してビデオをリリースしたところ、激怒したジャニーズ事務所が事実を否定し、主演女優と製作者サイドを激しく批判した。怒った村西とおるがジャニーズ事務所のスキャンダルを募集する電話回線を開設したところ、ジャニー喜多川社長と元ジャニーズ事務所のアイドル北公次の同棲生活についてタレコミ情報が入った。すでにジャニーズ事務所を辞めて、歌手や俳優として鳴かず飛ばずの状況だった北公次氏は、村西とおるの指名で急行した作家の取材を受け、ジャニー喜多川氏の性加害について赤裸々に語った。

証言は本になり、その後、ドキュメンタリービデオになった。ビデオの中で北公次はカメラに向かって性加害を辞めるようジャニー喜多川に訴えかけた。しかし、ビデオは当時ほとんど売れず、新聞をはじめ、あらゆる媒体がこの証言を無視した。35年の時を経て、日本中のメディアがこの時の動画や北公次の証言を繰り返し今取り上げている。『僕とジャニーズ』(イースト・プレス)を上梓し、35年前に北公次の本とビデオを制作した作家の本橋信宏氏に聞いた。(聞き手:長野光、ビデオジャーナリスト)

このインタビューのダイジェスト記事が、オンライン・メディアJBpressにて公開されています。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/77256